4月例会
4月の例会は会員で元長崎大学教員の園田尚弘さんに「天正、慶長遣欧使節とスペイン」というテーマでお話していただきました。
長期にわたる旅のルートや長崎に関わるエピソード、天正少年使節に注目した二人の人物、木下杢太郎、寺崎武男を通して使節が後世にとってもつ意味などについてお話していただきました。
壁画家・寺崎武男の描いた、天正少年使節団を大歓迎するヴェネツィアの様子。
同じくバチカンでの歓迎ぶり
この二つの絵画は第二次大戦後の日本人を励ます意味で描いたのではないか?
それほど400年以上も前に日本の4人の少年たちがローマを目指し大歓迎を受け8年を経て帰国したという快挙をなしとげた事は
称賛に値することである。
この二つの絵は長崎市平和会館の前身、旧長崎市文化会館の食堂に飾られていたそうです。
文化会館が解体されて以降、行方不明になりこの写真だけが残っているそうです。